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3.「知って得する美術館を楽しむ方法」 展覧会を楽しむ方法: 基本編 |
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展覧会を見に行ったとき、一番初めに何を見ますか? 作品でしょうか? それともキャプション(作品タイトルなどが書かれたプレート)? それとも解説の文章パネル? 人によっていろいろだと思いますが、まずやはり作品を純粋に見ることが大切でしょう。色々なことを感じて、自分なりに考えてみて、それからキャプションでタイトルなどを確認してみる。 ひと通り作品を見たら解説文などを読んでみて作家の人物像などを想像しながら、作家が何を表現しようとしているのか、見る人に何を考えて欲しいのか自分の考えと照らし合わせながら心の中で会話してみましょう。そしてさらに、そのような作品や作家をなぜ美術館が見せようとしているのかを考えてみましょう。 展覧会は必ず目的を持って企画されています。最も大切なのは、作品や作家が語ろうとしていることを、展覧会を通して見る人に伝えること。そしてその内容が「人類に共通する命題を考えるうえで示唆に富んだ資料であり、それぞれの観覧者が抱える課題が展覧会を見ることによって具体化され、整理されることなど。つまり展覧会を見る場合、作品ひとつひとつが好きか嫌いか、きれいかそうでないかということをバラバラに見るのではなく、展示している全ての作品を通して考えられていることを読み取ることが大切です。時間をかけて作品を読み解き、展覧会全体が語ろうとしていることを理解すれば、これまで以上の発見があるはずです。 |
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応用編 自分なりに展覧会や作品が理解できたら、その展覧会を企画した学芸員に話を聞いてみることもよい勉強になります。その場合ただ単に「教えて下さい」という姿勢にならず、「私はこんな風に考えたのですが」という自分の考えを自分から表現することが大切です。そうすれば次々はなしが広がってゆくことでしょう。また誰かと一緒に展覧会を見たならその人とお互いの考えを語り合うこともよいでしょう。 いずれにしても大切なことは自分が作品や展覧会を見てどう考えたのか表現することです。 鑑賞と表現は表裏一体なのです。 |
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展示室以外の魅力: 美術館には展示室以外にもいろいろな楽しみがあります。例えばミュージアムショップ。そこでしか手に入らないような面白いものが売っていたりします。レストランを利用するというのも良いかもしれません。またどこの美術館でもそうとは限りませんが、ワークショップ(創作工房)を利用して自分で作品を作ったり、美術関係の本がたくさんある図書室を利用するなど、色々な楽しみがあります。またスペースを借りて自分自身が展覧会をすることも可能です。 美術館について、思いこみだけで実は知らなかったこと、たくさんありませんか?美術館という場所はいろんなことができ、いろんなことが考えられ、そしていろんなヒントがもらえる場所なのです。様々な先輩たちが残してきた知的財産を利用しないのは本当にもったいないことです。 さあ、美術館に出かけてみましょう! |